どうも、管理人のタイプ・あ~るです。
さて本日、金曜ロードショーで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が放送されます。2012年に劇場公開された作品で既に観た人も多いと思いますが、いや~、初めて観た時は驚きましたねえ。
なにしろ、前作の『エヴァ破』のエンディング後に『Q』の予告編が流れたんですけど、実際に公開された『Q』は全く内容が違ってたんですから(笑)。「え?一体どういうこと?」「予告編に出ていたアレはどうなったの?」などと当時は大騒ぎになりました。
一応、今では「『破』から『Q』の間に起きたことを映していたのだろう」ってことになっていますが、これも正式に発表されたわけじゃないので事実かどうか分からないんですよね(もしかすると『破』を作っている時点では、本当にああいう内容になる予定だったのかも…?)。
というわけで本日は、『エヴァ破』から『エヴァQ』に至るまでの「空白の14年間」について自分なりの考察を交えながら色々書いてみたいと思います。
※なお、公式からの情報が非常に少ないため、以下の文章には多くの推測や独自解釈が含まれています(もちろん公式設定に則った部分もありますが)。決して「これが正しい」というわけではなく、「こういう説もある」ぐらいの感覚で読んでいただければ幸いです。
『破』のラストで、カヲルの放ったカシウスの槍がエヴァ初号機を突き刺したことで、疑似シン化第2覚醒形態の初号機が開いた”ガフの扉”が閉じられ、サードインパクトは本格的に発動する前に止まりました(ニア・サード)。
カシウスの槍で刺された初号機はレイとシンジを取り込んだまま凍結され、「使徒を殲滅するために作られたはずのエヴァ」でサードインパクトが起きそうになったことを問題視した国連軍は、ネルフの関係者を幽閉。
しかし、ゲンドウと冬月は皆が捕まっている間にどこかへ逃亡してしまいます(色んな場所を放浪していたらしい)。
その後、ミサトたちは取り調べを受けますが、加持リョウジが最高機密である人類補完計画の内容を全世界にリークしたため、ゲンドウと冬月以外のネルフ関係者はこの計画を知らず無実であることが証明されました(なお、情報をリークする過程で加持はかなり危険な目に遭ったらしい)。
そして解放されたミサトたちは国連軍に協力し、人類補完計画を阻止すべくネルフ本部の地下にあるリリスを封印しようとします。しかし、事前にその動きを察知していたゼーレはサードインパクトの発動を画策。
自律型に改造したEVANGELION Mark.06(ゼーレ曰く「真のエヴァンゲリオン」)をセントラルドグマへ投下し、リリスと接触させることでサードインパクトを引き起こそうとしたらしい(Mark.06がリリスに刺さっていたロンギヌスの槍を引き抜いた?)。
ついにサードインパクトが発動!地下のリリスは巨大な綾波レイに姿を変え、多くの人類が「インフィニティ」と呼ばれるエヴァンゲリオンのような姿に強制進化させられました(同時にジオフロントの上部も吹き飛び、”黒き月”が地上へと押し上げられた)。まさに全世界的規模の大惨事が勃発!
「このままでは人類が全滅してしまう!」
必死でサードインパクトを止めようとする国連軍ですが、通常の装備ではどうにもなりません。そこで、ネルフから強奪したエヴァ8号機を投入(この時点の8号機はヴィレに改造される前なので顔の形が違う)。
マリの操縦する8号機が巨大綾波レイの首を斬り落とすと、インフィニティたちの首も次々と落ちていきました(この時の痕跡が、ドグマに累積している大量の頭蓋骨や巨大綾波レイの頭部として残っている)。
こうして、どうにかサードインパクトの発動を止めたものの、時すでに遅く、ミサトたちを除くほとんどの人類が「インフィニティの成りそこない」と呼ばれる物体へ変化していました(サードインパクトが途中で止まったため、完全なインフィニティになれなかった)。
しかも大地は赤くコア化し、「L結界」と呼ばれる”人が生きていけない領域”になってしまったのです(L結界密度が強い場所に人間が入るとLCL化するらしい)。
その後、ゲンドウたちは「新ネルフ」を立ち上げ、凍結されていたエヴァ初号機を衛星軌道上に投棄し、人類補完計画の続行を画策。一方、ミサトたちはそれに対抗すべく元ネルフのメンバーや民間人を集めて新組織「ヴィレ」を結成し、ゼーレが密かに建造していた空中戦艦「ヴンダー」を手に入れました(隔離状態から復帰したアスカも合流)。
こうして、「ヴィレ VS 新ネルフ(&ゼーレ)」の人類の存亡をかけた壮絶な戦いが始まったのです…!
というわけで、ここから『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の物語がスタートするわけなんですね(不明な部分も多いですが、全体の展開はだいたい合っていると思います)。それにしても、14年眠っている間にこんなことが起きていたら、シンジくんが混乱するのも無理ないよなあ(苦笑)。