どうも、管理人のタイプ・あ〜るです。
先日、明石家さんまさんがパーソナリティを務めるラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(2017年2月11日放送)の中で、大ヒットアニメ『君の名は。』について語ってたんですけど、なんと「『オレたちひょうきん族』に関連するシーンが出て来た」と告白!
『オレたちひょうきん族』と言えば、1981年から89年にかけて放送されたバラエティ番組で、ビートたけし、明石家さんま、島田紳助、山田邦子、片岡鶴太郎など、多数のお笑い芸人が出演し、当時は大変な人気を博していました。そんな番組と『君の名は。』がどう関係しているのでしょうか?
というわけで本日は、そのラジオの放送内容から一部を抜粋して書き起こしてみましたよ(なお、ラジオの出演者は、明石家さんまさん、村上ショージさん、「モーニング娘。」の工藤遥さん、石田亜佑美さん、飯窪春菜さんです)。
明石家さんま 「『君の名は。』観に行かせていただきました」
工藤遥 「どうでしたか、どうでしたか?」
明石家さんま 「いや、すごいのは、月曜日の昼間に行ったんですけど、半分ぐらいお客さん入ってた、まだ」
工藤遥 「まだ1日6回とか上映してますからね〜」
明石家さんま 「らしいな〜。8月からやってて、2月のこの時期にまだ半分入ってるって、しかも平日の昼間やのに!びっくりしたわ〜」
飯窪春菜 「すごいですよね〜」
明石家さんま 「大阪で観たんですけど、それであんなにお客さんが入ってるの、ちょっと驚いた。あれは大体、東京の人が街並みとか見て感動しはるんやろうけど」
工藤遥 「そうですね〜」
明石家さんま 「それで、最後のシーン、あるやろ?二人で”君の名は”って言うシーン」
工藤遥 「はいはい!」
明石家さんま 「あそこ、河田町っていう、昔『オレたちひょうきん族』で死ぬほどロケした場所やねん」
工藤遥 「え!?」
明石家さんま 「あの階段で死ぬほどロケして、もうアミ取りおばさんとかいうキャラがあったり、あの階段でたけしさんと何回も絡んでコント作ったり、それがラストシーンのあの階段やねん(笑)」
工藤遥 「えええ〜!」
明石家さんま 「四谷ですれ違ってバーッて走っていくやろ?」
工藤遥 「神社のとこですよね?」
明石家さんま 「そうそう、あれ四谷の河田町の階段やねん。そこで、俺とたけしさんがすれ違いながら”社長漫遊記のコント”やってて、明石くん!言いながら振り返って、社長!バッと盛り上がっていきましょう!みたいな、そういうシーン撮ってんねん」
工藤遥 「へえええ〜!」
明石家さんま 「それがラストシーンやったから、もう笑うてしもて(笑)」
石田亜佑美 「じゃあ、さんまさんが元ネタみたいな感じじゃないですか?」
明石家さんま 「そうそう!だから監督(新海誠)も、あそこ『ひょうきん族』で使ってるって知ってると思うねん」
工藤遥 「ええ〜!」
明石家さんま 「と思うで?だって、死ぬほど『ひょうきん族』であの階段使ってるから。フジテレビの裏口から出て、右に行ったところのすぐやねん」
飯窪春菜 「観に行って良かったですね!」
明石家さんま 「良かった!あそこ俺のロケ地や!ちっとも俺のロケ地ちゃうねんけど(笑)、ラストシーン見て”完全に俺のロケ地や〜!”って(笑)」
工藤遥 「すごいですね〜!」
村上ショージ 「アニメでしょ?そんなにリアルに描かれてるもんなんですか?」
明石家さんま 「せやねん、どこの場所かわかるぐらいリアルに描かれてるねんな。だからまあ、十代の子がハマるのはわかるわ。わかるけど……ただ俺は後半で、あの〜自転車借りよるやんか?助けに行くために」
工藤遥 「はい」
明石家さんま 「自転車借りてザーッって行って、途中で自転車壊して、そんで走って帰って来たら、自転車取られた男の子、すぐスクーター乗ってるやんか?」
工藤遥 「あはは(笑)」
明石家さんま 「あれ……最初からスクーター乗ってたら良かったのに(笑)」
工藤遥 「なんでそう、夢の無いことを思いながら観るんですか!(笑)」
明石家さんま 「いや、なんでお前自転車乗るねん!って(笑)」
工藤遥 「あれは学校用の自転車なんですよ!スクーターで学校へ行くわけにいかないじゃないですか?」
明石家さんま 「いかないの?そもそもあいつスクーターの免許持ってんの?」
工藤遥 「いや、わかんないです」
村上ショージ 「いつ免許取ったんや?あんたら観ててそういう矛盾感じへんの?」
工藤遥 「えええ〜!?」
明石家さんま 「いや、だからあそこ見て”歩いてても良かったのに”って思ったんや。そんで、スクーターがあの後、活躍するわけでもないよな?何でスクーターに乗らしたん?」
工藤遥 「それは、自転車でも間に合わない、徒歩でも間に合わない、だからスクーターっていう…」
明石家さんま 「そういう設定やろ?無理からそういう設定にしてはんのか?」
工藤遥 「たぶん、高校生が考える最速の手段だったと思います」
明石家さんま 「あ〜、なるほど、それでバッタリ合うわけか。そんなバカな(笑)」
村上ショージ 「いや、アニメですから(笑)」
というわけで、明石家さんまさんによると、『君の名は。』のラストシーンに登場する階段は、『オレたちひょうきん族』を放送していた時代に散々ロケで使用した場所だった、ということらしい。
この階段は、四ツ谷駅またはJR信濃町駅から徒歩10分程度の場所にある「須賀神社」の階段で、映画の公開後は”聖地巡礼”でファンが殺到しているそうです。
それにしても、新海監督は本当に『オレたちひょうきん族』からあのシーンを思い付いたんでしょうかねえ?世代的には合っているのでTVを見ていた可能性はありますが、「影響を受けているか?」と言われると…う〜ん、どうなんでしょう?
いやもしもですよ、もし仮に『君の名は。』のラストシーンで、瀧と三葉がすれ違いながら振り返るというあの名場面の元ネタが、実はビートたけしと明石家さんまだった、ということになれば、ロマンチックなムードがブチ壊しになりそうな気が…。それはちょっと嫌だなあ(^_^;)
※追記
「さんまさんの勘違いじゃない?」との指摘があったので調べてみたんですが、まず『君の名は。』のラストに出て来る階段は、新宿区須賀町にある「須賀神社」の階段なんですね(ちなみに下から見るとこんな感じです↓)。
一方、明石家さんまさんは、「新宿区河田町にある神社」の階段だと言っているんですよ。この時点で微妙に場所がズレてて、さらに旧フジテレビ本社の裏手にその神社があったという。現在のフジテレビは港区台場に社屋を構えていますが、移転する前は新宿区河田町に本社があったんですね。
で、旧社屋の周辺を調べてみると、「金弁財天(金辨戝天)」という神社を発見。さんまさんが言っていたのは、恐らくこれじゃないのかなと。ただ、もしかしたら『君の名は。』に出て来た階段とそっくりな階段だったのかもしれません。だとすれば、さんまさんが間違えても仕方がないよなあ…そう思いながら「金弁財天」の階段を調べてみました。それがこちらです↓
うおお〜い!全然違うじゃねえか!どこが「あのラストシーン」なのよ!?いや、もしかすると、さんまさんの記憶の中では、これが『君の名は。』の階段みたいになっちゃってるのかもしれませんが、それにしても違いすぎでしょ!?いや〜、ビックリしたなあ(^_^;)