どうも、管理人のタイプ・あ〜るです。
あの大人気アニメ『ガールズ&パンツァー』が、とうとうハリウッドで実写映画化されることになりました。と言っても『こち亀』の中の話なんですけどね(笑)。実は、作者の秋本治さんが大のガルパン好き(というか戦車好き)のため、過去にも何度か漫画に『ガルパン』ネタが登場していたのです。↓
で、今週の『こち亀』を読んだら、再び戦車のエピソードが登場。『ガルパン』という名前こそ出て来ませんが、「亀有の高校生が戦車に乗って地元を舞台に激しいバトルを繰り広げる」という両さんが考えたオリジナル・アニメの設定は、間違いなく『ガルパン』が元ネタでしょう。
そんな両さん発案のマニアックな深夜アニメが、なぜか全米で大ヒット!その勢いで実写映画化が決まり、ハリウッドの大手映画会社が数億ドルの予算を投じてオール日本ロケを実施する破天荒な企画が通ってしまった、というお話です。しかもCGは一切使わず、全て本物の戦車で撮影するとのことで麗子さんもビックリ。
これだけでもすごい映画になりそうですが、いよいよ撮影が開始されると、米軍の全面協力を受けたのか、200輌を超える大量の戦車が日本へ運ばれてきました。地元民は「さすがハリウッドスケールだ!」と感心していますが、戦争でも始まるんじゃないかと思うほどの勢いですねえ(笑)。
しかも、いざ撮影がスタートすると、「ヘタだな、あいつら」と戦車の操縦に文句をつけ出す両さん。どうやらアニメの動きと違うことが不満らしく、「わしが見本を見せてやる!」と自ら戦車に乗り込み、アニメと全く同じ動き(戦車でドリフト等)を披露して撮影スタッフの度肝を抜きまくり。
さらに「日本の高速道路を戦車が爆走する」という、どう考えても実写では撮影不可能なシーンも、実際に現場へ戦車を運び込み、Lシステムや監視カメラがない場所を選び、人が少ない早朝を狙ってこっそり撮るという、無許可のゲリラ撮影を実行!
おかげで迫力満点の戦車シーンが撮れたものの、さすがのハリウッドスタッフたちも、「これが実写とは誰も信じないだろうな」「絶対CGだと思うぞ」と驚きを隠せません。
次に浅草へやって来た両さんは、地元の商工会の人たちに、「映画のロケをやりたいんだけど、撮ってもいいよな?」と内容も説明せずに撮影を強行。しかし、「まあ浅草を舞台にした人情ドラマなら…」と油断していた地元民の目の前に、いきなり戦車が出現してみんな大慌て!
戦車の砲撃で雷門が爆破され、暴走した車両が商店街へ突っ込み、「店が壊れたぞ!」と店主が怒鳴り込んで来るなど、浅草中がパニック状態に陥ってしまいました。しかし両さんは少しも慌てず、「大丈夫、ボツにしないから。世界中で放映してやるよ」と余裕の表情です。当然のごとく、店主は「そんなのどうでもいいよ!」と大激怒(笑)。
こうして、大騒動の末にようやく映画は完成し、全米で公開されました。そしたらなんと、CGを一切使わずに撮影された”本物の戦車同士の激しいアクション”が絶賛され、「マッドマックスを超えた!」と言われるほど大ヒットしたのです。
その結果、舞台となった浅草にも外国人が押し寄せ、「ここが主人公の戦車が突っ込んだ商店か!」みたいな感じで大勢の観光客が殺到。この辺は、『ガルパン』の大ヒットで茨城県の大洗町が新名所になった展開を完全にパロってますね(『ガルパン』で戦車が突っ込んだのは「肴屋本店」という旅館ですがw)。
というわけで、『ガルパン』好きな秋元治先生が「もしも『ガルパン』を実写映画化したら」というネタで漫画を描いたらどうなるか?みたいなエピソードでしたが、実際に両さんのような人をコーディネーターに雇って、20世紀フォックスあたりで実写化したら面白そう。監督はやっぱりマイケル・ベイかなあ(^_^)
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