どうも、管理人のタイプ・あ~るです。
そろそろ年末が近づいてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて、毎年この時期になるとワッシュさんのブログ(「男の魂に火をつけろ!」)で「映画ベストテン」の企画が開催されていまして、当ブログも例年お世話になってるんですけど、今年のテーマは「映画テン年代ベストテン」に決まったようです。
これは「2010年から2019年に公開された映画の中から自分の好きな10作品を選ぶ」というもので、特にジャンル縛りとかはないらしい。というわけで、今年も参加させていただきますよ(^.^)
1.『カメラを止めるな!』(2018年 上田慎一郎監督)
色々考えましたが、やっぱり僕の中で1位はこの映画ですね。「制作費300万円」や「37分ワンカット撮影」など話題となるポイントも多かった本作の最大の特徴は、何と言っても「同じシーンなのに前半と後半で印象が変わる」というトリッキーな構成でしょう。
また、一人一人のキャラクターがとても魅力的に描かれ、笑えるシーンでしっかり笑えるし、最終的には驚くほど感動的な結末に着地するなど、エンターテインメントに必要な要素が全て詰まっている見事な作劇にも感激しました。これぞまさしく「娯楽映画!」って感じで大好き。
2.『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015年 ジョージ・ミラー監督)
「『マッドマックス』シリーズのカーアクション場面ばかりを集めて映画を作ったら面白そうじゃね?」という、ボンクラ中学生が考えそうなアイデアを本当に実現したらとんでもない傑作が生まれた!シンプルを極めたストーリーや、ド迫力にもほどがあるアクションシーンなど、全編に渡って見どころしかない。
3.『シン・ゴジラ』(2016年 庵野秀明監督)
公開当時は「会議シーンばかりでつまらない」という意見もチラホラあったようですが、「むしろその会議シーンが面白いんじゃないか!」と声を大にして言いたいですね。ブルーレイを買ったら、もう会議シーンばっかり繰り返し観てますよ(いや、もちろんゴジラのシーンも面白いけどw)。
4.『セッション』(2015年 デイミアン・チャゼル監督)
生徒に厳しい指導をしていた先生が、最後に涙を流して生徒を称える…そんな展開を予想していたら完全に裏切られました。だが、それがいい!特に、互いのエゴを剥き出しにして正面からぶつかり合うクライマックスシーンが最高です。
5.『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2014年 マーティン・スコセッシ監督)
「麻薬でラリッてヘロヘロになりながらスポーツカーに乗ろうとするレオナルド・ディカプリオ」を見るだけでも価値があると思う。今年はマーベル映画に対する発言が世間を騒がせたマーティン・スコセッシですが、やっぱすごい監督だよ!
6.『ザ・レイド』(2012年 ギャレス・エヴァンス監督)
「アパートの中で主人公が大勢の敵と戦う」という、ストーリーはたったそれだけですが、たったそれだけの話を映画として成立させたことが素晴らしい。アクション映画の新たな方向性を見出した一作と言えるでしょう。
7.『風立ちぬ』(2013年 宮崎駿監督)
アニメ界の巨匠:宮崎駿の(現時点での)最新作。「関東大震災の騒然とした雰囲気を再現するためには一人一人の人間をしっかり描かなければダメだ」との判断で、凄まじい人数のモブシーンをCGではなく全てアニメーターに手描きで描かせたという。その執念に脱帽しました(アニメーターが大変w)。
8.『インセプション』(2010年 クリストファー・ノーラン監督)
「夢の中で夢を見る」という複雑な設定もさることながら、虚構と現実をわざと曖昧にしていく独特の作劇も日本のアニメーションを彷彿とさせてグッド。わかりにくいストーリーも逆にいい(笑)。
9.『ジョン・ウィック』(2015年 チャド・スタエルスキ監督)
『マトリックス』で以降のアクション映画に絶大な影響を与えたキアヌ・リーブスが、再び新たなガンアクションに挑んだ本作。50歳を超えているのに柔術などの肉体を駆使した格闘技を自らこなすキアヌさんすげー!
10.『花とアリス殺人事件』(2015年 岩井俊二監督)
『花とアリス』の前日譚なんですが、CGとロトスコープを融合した独特のアニメーション表現が不思議な雰囲気を醸し出していて、ついつい何度も観てしまうんですよねえ。蒼井優と鈴木杏の声の演技もいい感じです。
というわけで、僕のベストテンはこんな感じになりました。もちろん、他にもいい映画はたくさんあって悩みましたが、上位3つは多分変わらないと思います。
1.『カメラを止めるな!』(2018年 上田慎一郎監督)
2.『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015年 ジョージ・ミラー監督)
3.『シン・ゴジラ』(2016年 庵野秀明監督)
4.『セッション』(2015年 デイミアン・チャゼル監督)
5.『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2014年 マーティン・スコセッシ監督)
6.『ザ・レイド』(2012年 ギャレス・エヴァンス監督)
7.『風立ちぬ』(2013年 宮崎駿監督)
8.『インセプション』(2010年 クリストファー・ノーラン監督)
9.『ジョン・ウィック』(2015年 チャド・スタエルスキ監督)
10.『花とアリス殺人事件』(2015年 岩井俊二監督)