どうも、管理人のタイプ・あ~るです。
先日、テレビで新海誠監督の大ヒット劇場アニメ『君の名は。』が放送され、平均視聴率12・4%(関東地区)という高い数字を記録しました。
2016年に公開された当時は250億円という驚異的な興行成績を叩き出し、日本中で話題になった本作ですが、3年経った現在でもその人気は衰えていないようです。
だがしかし…
テレビで『君の名は。』が放送された直後から、SNS上で「『君の名は。』を観たけど気持ち悪い」という感想が多数投稿されていたらしいのですよ。いったいどうして…(T_T)
君の名は。の何が気持ち悪いかというと、三葉の巫女設定、どうやったらあの髪型出来るのか訳わかんないところ、口噛み酒作らせることろ、妹が口噛み酒を売れというところ、三葉になった瀧が毎朝胸を揉んでるところ、瀧の先輩がスカート切られた時の先輩の反応、ザッと覚えてるだけでもこんなにあるw
— あやこ🌒 𓃮𓃬 (@ayakoto_) 2019年6月30日
「君の名はきもちわる…」と思っても、口に出せない女の子が多いよ。だって「だよね、三葉かわいいしおもしろいよね!」って言うしかないもん。何が気持ち悪いの?って聞かれて説明してもどうせわかってもらえないから。わからない人に説明するのはしんどいしめんどくさいから話合わせるよ。
— 架純 (@_kasumioO) 2019年6月30日
君の名は、スカート切られたり、女子高生の口つけた酒を売り出したりしても女の子自身も許しちゃったり「仕方ないわね〜」と謎に受け流し我慢することが当たり前な姿勢、それにだっっっれも異論を唱えない世界観、つまり新海誠の価値観が底見えしてゲロ吐くほど気持ち悪いので無理です、、
— 🥀 (@borderless__) 2019年6月30日
『君の名は』の女性にまつわる描写が気持ち悪いという女性のツイートをRTしたが、50歳も近い男性である自分もあの「ヒロインと入れ替わった主人公が乳をもむシーン」は気持ち悪いと思った。自分が高校生だったら絶対触ってみるだろうし、そういことを描くなとは思わないが、見せ方の問題として。
— 村山章 (@j_man_za) 2019年7月1日
つまりあの物語だと、瀧くんはそんなレベルの思春期にいながら、日常的にトイレや着替えなどに向き合わないといけなかったはずで、結構ドラスティックな状況がいくつもあったはずなんだが、あの映画はそういうシーンを排除しているのに、女子の乳を揉むという行為は能天気なギャグのように描いてる。
— 村山章 (@j_man_za) 2019年7月1日
正直、一番気持ち悪いと思ったのは、瀧くんがクソ痴漢野郎かではなく、三葉と出会えた時に三葉から「瀧くん、胸さわったでしょ~!」「ええ!ちょっとだけだよ」(うろ覚え)みたいなやり取りで処理してしまったこと。あの瞬間、三葉側から瀧の乳を揉む日課を軽いものとして定義してしまっていたから。
— 村山章 (@j_man_za) 2019年7月1日
これらの意見を見てみると、主に「口噛み酒」や「胸を揉むシーン」や「胸が揺れるシーン」などが”気持ち悪いと感じた理由”として挙げられているようですね。
まあ確かに、普通の感覚で考えれば女子高生が自分のオッパイを何度も揉んだり、口の中に入れたものをグチュグチュ噛んで吐き出して酒を造る…なんて描写は「気持ち悪い」と言われても仕方ないかもしれません。
ただ(別に擁護するわけではありませんが)、もともと新海誠監督は、例えば『ほしのこえ』にしても「制服を着た女子高生が巨大ロボットに乗って宇宙人と戦う」など、特定の層にしか受けないような”極めて趣味性の強いアニメ”を作っていたのです。
そのことは本人も自覚しているようで、「もともと僕の作品は、ファンの方が見てくれて、見るはずのない人たちは見ないタイプの映画でした」と最近のインタビューでも語っているのですよ。
つまり新海監督にしてみれば、「今までは自分の好きなようにアニメを作って、自分と同じ嗜好を持つファンたちが喜んで観てくれていたのに、大ヒットしたせいで一般の人までが観るようになり、一般の感覚で批判してくるのがウザい」みたいな心境なのでは…(あくまでも僕の推測ですけどw)。
しかし、もし「気持ち悪い」と言っている人たちの意見を真摯に受け止め、今後はそういうシーンを一切入れず、品行方正なアニメを作ります!みたいなことになったらどうでしょうか?
「マイナーからメジャーになる」ということは、そういう世間の反応も意識し、自分の作風を変えていかなければならないのかもしれませんが、「果たしてそれでいいのか?」という気もするんですよねえ。
なお、昔ながらの新海誠ファンからは以下のような意見も出ているようです。
…告白、いいですか。
— 幸村誠 (@makotoyukimura) 2019年7月4日
「君の名は」の女性の描き方がちょっと、不満っておっしゃる人がいらっしゃるみたいですね?
「モテてない奴の発想」「気持ち悪い」「女性の理解が足りない」などのスンゴい言葉の数々…
全部ボクにダメージきてます。観ててボク全然そんなん思わなかったんです…全然…。
「君の名は」が気持ち悪いって、そもそも新海誠の良さって気持ち悪いところじゃね?って思うオタク。むしろ新海誠に日本中が夢中なことの方がよっぽど気持ち悪いよ
— おるふぁん / Al-Fun4 (@Al_Fun4) 2019年7月2日
新海誠作品なんて昔から気持ち悪かったし、『君の名は。』はたまたまプロデューサあたりがうまくコントロールしたっぽくて大衆受けしたけれど、そういうコントロールが効かなくなれば全編全面的に気持ち悪い新海誠作品が戻ってきてくれるに違いないので、その暁には皆様盛大な拍手でお迎えください。
— Akso de la Malbono (@Cryolite) 2019年7月2日
というわけで、間もなく最新作『天気の子』が公開される予定の新海誠監督ですが、個人的にはメジャーになっても今まで通りの”新海ワールド”を見せて欲しいと思っています(^.^)
●関連記事