本日、金曜ロードSHOW!で『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が地上波初放送されます。
『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』の直前の状況を描いたスピンオフ作品で、2016年に公開されるや世界中で大ヒットを記録しました。
ジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)の活躍や、チアルートを演じるドニー・イェンの凄まじい格闘術など見どころ満載な本作ですが、個人的に一番ビックリしたのはターキン総督の登場シーンです。
なんせ、ターキンを演じたピーター・カッシングは1994年に亡くなっているのに、画面には『エピソード4』の頃のターキンがはっきり映っているのですから!
事前に「ピーター・カッシングの顔をフルCGで制作する」と聞いてはいたものの、実際に観てみるとそのクオリティの高さに衝撃を受けました。
さらにラストには”若かりし頃のレイア姫”まで登場し、これまた本物そっくりで「CGキャラクターの進歩がすごすぎる!」と二度ビックリ。
しかし、考えてみれば『ジュラシック・パーク』でCGの恐竜を見た時に「このままCG技術が発達したら、いつかは人間の役者がいらなくなるかも…」などと言われていたわけで、その予想が現実になっているのかもしれません。
というわけで本日は、「本物の人間そっくりなCGキャラクター」が登場する映画をいくつかピックアップしてみますよ。
●『LOGAN/ローガン』
『X-MEN』シリーズの人気キャラ:ウルヴァリンを主役に、ミュータントがほぼ絶滅した世界を描いたシリアスなドラマ。
ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンは多くのシーンで自ら激しいアクションを演じていますが、実は気付かないような場面でCGと入れ替わっていたようです。
●『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
老人の状態で生まれ、年を取るごとにどんどん若返っていく男の人生を描いたファンタジー(『セブン』や『ファイト・クラブ』のデヴィッド・フィンチャー監督作品)。
主人公のベンジャミン・バトンを演じているのはブラッド・ピットですが、特殊メイクで老人になったのではなく、画面に映っているのはCGキャラクターです。
●『ターミネーター:新起動/ジェニシス』
ご存知アーノルド・シュワルツェネッガー主演の人気SFアクション・シリーズ最新作です(現時点では)。
序盤に1作目と全く同じシチュエーションが出て来るんですが、映像を使い回しているのではなく、「1作目のシーンをCGで完全再現している」のですよ(こだわりが凄い!)。
●『ブレードランナー 2049』
リドリー・スコット監督の名作『ブレードランナー』から30年後の世界を描いた続編。前作のヒロインのレイチェルがCGの力で復活(ショーン・ヤングも撮影現場にいた模様)。
●『ドクター・ストレンジ』
基本的にCGの使用頻度が多いアメコミ映画ですが、まさか主演のベネディクト・カンバーバッチまでCGに置き換えられていたとは思わなかった(笑)。
●『X-MEN:ファイナル ディシジョン』
CGの使い方の一つに「役者を若返らせる」というのがありまして、最近では『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のロバート・ダウニーJrや、『アントマン』のマイケル・ダグラスなど。
そして『X-MEN:ファイナル ディシジョン』ではパトリック・スチュワートとイアン・マッケランがCGで若返っていました(髪の毛の状態は変わってませんがw)。
●『ワイルド・スピード SKY MISSION』
世界的に大ヒットした人気カーアクションシリーズですが、本作の撮影中に主演のポール・ウォーカーが事故で死亡するという不幸なアクシデントが発生。
そのため、ポール・ウォーカーの登場シーンの一部がCGで合成されました(弟のカレブ・ウォーカーとコディ・ウォーカーが代役を演じている)。