西暦2740年、連邦捜査官として宇宙を駆け回るヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)は、砂漠の惑星キリアンから重要なアイテムを奪取し、宇宙ステーションへ送り届けた。しかし、そこには恐ろしい陰謀が…
というストーリーの本作は、リュック・ベッソン監督にとって『フィフス・エレメント』以来21年ぶりとなる本格的なSF超大作です。
原作は、何十年も昔からフランスで人気を誇っているSFコミックで、『スター・ウォーズ』シリーズにも影響を与えたと言われる有名なバンド・デシネ(フランスの漫画)です。
リュック・ベッソンは90年代から『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』を映画化しようと構想を練り続けていましたが、なかなか実現しませんでした。
しかし、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』を観て、「このテクノロジーを使えば自分のイメージを再現できる!」と確信したらしい。
こうして、WETAデジタル、I.L.M、ロデオFXなど世界的に有名なVFX会社が集まり、2734にも及ぶ膨大な視覚効果ショットを作成!見事に原作コミックの世界観を再現したのです。
そのかいあって、映像は本当に素晴らしい。ただ、内容はやや冗長かな~。話があっちこっちへ寄り道するし、「そのエピソードいる?」って言いたくなるような場面もチラホラと…。
見た目は非常に楽しそうなんですが、137分はちょっと長すぎると思いました(^^;)