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オススメすべきかどうかちょっと微妙な映画10選

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どうも、管理人のタイプ・あ〜るです。

ゴールデンウィーク中に、世界中で大ヒットしているアレとかアレとか超大作映画を観まして、そっちの方はいずれ感想を書く予定なんですが、それ以外にも色々レンタルして映画を観てたんですよ。

ただ、観たのはいいんですが、「敢えてオススメするほどでもない。けど、ちょっとだけ言いたいことがある」みたいな映画が多かったんですよね。

そういう映画は過去にもたくさんあって適当にスルーしていたものの、「どうも気持ちがスッキリしないな〜」と。そこで、1作品だけなら短いけれど、そういう映画をまとめて書けばそこそこ長い記事になるんじゃないか…と。

そんなわけで本日は、「オススメすべきかどうかちょっと微妙な映画」をいくつかまとめてご紹介したいと思います。いや、別に悪い映画じゃないんですよ。それなりに見どころはあるんです。

要は「これちょっと観てみない?え?う〜ん…、メチャクチャ面白い!ってわけじゃないんだよね。でも、なんか捨て難い魅力があるっていうか…もしかしたら気に入るかもしれないよ?」ぐらいのテンションだと思って下さい(^_^;)


●『ザ・ウォール』

予告編 → https://youtu.be/8zwcA5AOLQE

監督は『ボーン・アイデンティティー』など優れたアクション映画で有名なダグ・リーマン。主演は『キック・アス』の主人公を演じたアーロン・テイラー=ジョンソン。

イラクの砂漠地帯で敵のスナイパーが仕掛けた罠にはまった主人公が、絶望的な状況の中、必死に反撃を試みる…というストーリーで、設定も内容もものすごくシンプルな映画です。

なにしろ登場人物はたったの二人。しかもそのうち一人は敵に撃たれてずっと地面に倒れたままなので、実質、画面に映るのは一人だけ。

つまり、一人のアメリカ兵が(彼らの無線に勝手に割り込んで来る)見えない敵スナイパーの声を聞きながら、少しずつ情報を集めて絶体絶命の危機を脱する、という一種の「密室劇」になっているのですよ。

これ、非常に面白い映画でオススメしたい気持ちはあるんですが、いかんせん画面が地味なんですよね(笑)。あと、決定的に「う〜ん…」と思ったのがラスト。オチの付け方がイマイチ納得できなかったので、そこだけは「惜しいなあ」って感じでした。

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●『クリミナル 2人の記憶を持つ男』

予告編 → https://youtu.be/s3BABCkfvTo

名優ケヴィン・コスナーを筆頭に、『デッドプール』のライアン・レイノルズ、『ワンダーウーマン』のガル・ガドット、さらにゲイリー・オールドマンやトミー・リー・ジョーンズ、スコット・アドキンスなど豪華な出演者が集結した本作。

「任務中に死亡したCIAエージェントの記憶を凶悪犯罪者の脳に移植する」という破天荒なストーリーや、激しいアクションシーンなど見どころはたくさんあるんですが、なぜかあまり印象に残りませんでした。なぜだろう?


●『アフターマス』

予告編 → https://youtu.be/PUPEmteg8jo

「謎の旅客機墜落事故で娘を失ったアーノルド・シュワルツェネッガーが、元特殊部隊隊員のスキルを活かして事件の真相を突き止める」という話では全然なく、実話を基にしたヒューマン・ドラマです。

いや、悪くはないんですけどね。でも、これってシュワちゃんが主人公である必要があまりないような…。後味も良くないし、ちょっとオススメし辛いかなあ(^_^;)


●『フェイク 我は神なり』

予告編 → https://youtu.be/X4JEXwRvk_Y

感動系ゾンビ映画という新ジャンルを生み出した『新感染 ファイナル・エクスプレス』のヨン・サンホ監督。サンホ監督は元々アニメーション作家で、97年頃から短編アニメを作り続け、長編2作目がこの『我は神なり』なのです。

「宗教にのめり込む村人たちから金を巻き上げる詐欺集団」の姿を描いた本作は、内容的には非常に高く評価されてるんですが、問題は「登場人物に全く共感できない」ってこと。

まず、主人公のキャラがひどい。自分の娘が必死で貯めていた学費を全部バクチに使っちゃうし、酒を飲んだら酔っ払って暴力を振るうし、口を開けば人の悪口しか言わないし、もう清々しいぐらい「人間のクズ」なんですよ(笑)。

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そして、詐欺師の集団も当然「人間のクズ」だし、真面目そうな牧師さんも最終的には人を殺すし、村人はみんな詐欺師の言うことを信じて”お布施”を払ってるし、共感できるキャラが一切出て来ないんですよ、この映画には!

なので、主人公と詐欺師集団が対決する場面も、普通なら「負けるな、頑張れ!」って応援したくなるはずですが、主人公があまりにもクズすぎて1ミリも応援する気が起きません(笑)。

そんな映画が面白いのか?という疑問が当然出るでしょうけど、不思議なことに面白い!

「俺はいわゆる”クズ人間”のレッテルを貼られていて、ケンカの相手を必要以上にブチのめしたり、メシを食って料金を払わねーなんてのはしょっちゅうよ!」「だがこんな俺にも、吐き気のする”悪”はわかるッ!」

的なことを言いながら(言いませんが)悪人どもをボコボコに殴りまくるシーンは、主人公が殴られても悪人が殴られても、「どっちでもいい」「もっとやれ!」という謎のカタルシスが発生します(両方死んで欲しいのでw)。

そういう意味ではオススメしたい映画ではあるんですけど、最後まで観ても幸せな気持ちには全くなれないので、鑑賞する場合は自己責任でどうぞ(^_^;)


●『ダイ・ファイティング』

予告編 → https://youtu.be/XzAnjrDN2BA

たぶん、今回取り上げた作品の中で一番オススメし難い映画がこれですね(笑)。「奥さんを誘拐された主人公が、犯人から無茶な要求を受け続ける」という内容も微妙だし、全体の雰囲気がとにかく安っぽい。

ただ、アクションだけは凄いんですよ。なぜなら本作は、主役を演じたファビアン・ガルシアが「自分たちの手で最高のアクション映画を作りたい!」と考え、仲間のスタントマンやアクション俳優ばかりを集めて作ったからです。

そのため、登場人物の動きだけはやたらにキレが良く、バトルシーンも見応えがありました。でも、「カッコいいアクションを撮ること前提でストーリーが組み立てられている」ので話の整合性がかなりヤバいです(^_^;)


●『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』

予告編 → https://youtu.be/YZEn4k_cmVk

これはいい映画ですよ。「ダメ人間な主人公がある日突然スーパーパワーを手に入れ、銀行強盗などを繰り返すものの、やがて好きな女性を守るためにそのパワーを使う」という、実に見事なイタリア製のヒーロー映画です。

しかし、『アベンジャーズ』みたいなアメコミヒーローと違って、カッコいいスーツを着ることもなければ、派手な超能力を発揮することもありません。ただただ地味に相手を殴るのみです。そこが評価の分かれ目かなと。


●『アトラクション 制圧』

予告編 → https://youtu.be/PZ4MhyLCYUU

「ある日、モスクワのド真ん中に巨大なUFOが墜落する」というロシア製のSFアクション映画です。予告編を見たら「宇宙人とロシア軍との壮絶な戦闘に主人公が巻き込まれ…」的な展開かと思いきや、全然そんな話ではありません。

要は、「一見スケールのデカい『宇宙戦争』みたいな映画に見えるが、実は主人公と宇宙人の心の交流を描いた『ET』みたいな内容だった」という感じで、それはそれで面白いんだけど…やっぱ微妙ですねえ(^_^;)


●『ラプチャー 破裂』

予告編 → https://youtu.be/06jgFM2zt0g

「主人公のノオミ・ラパスが謎の組織に誘拐・監禁され、大嫌いなクモを体に這わされる」というシチュエーション・スリラーです。

少しずつ謎が解明されていく過程は非常に面白くてドキドキするんですが、真相が判明した途端にテンションが下がるという残念な結果に…。まあ、あのオチを受け入れられる人にはいい映画かも。


●『海底47m』

予告編 → https://youtu.be/GbOb9bcHRWA

「サメがウヨウヨ泳いでいる海でケージ・ダイビングを楽しんでいた姉妹が、ケージに入ったまま47メートル下に落下する」というサスペンス映画。

サメを題材にした映画は2016年の『ロスト・バケーション』も良かったんですが、本作は光が届かない海底を舞台にしているので怖さが増しています。ただ、「サメ映画」という割にはサメの登場シーンが少ないなと(笑)。


●『RE:BORN リボーン』

予告編 → https://youtu.be/mWub1i3ApyM

坂口拓、斎藤工、篠田麻里子、いしだ壱成、加藤雅也、大塚明夫など、なかなか豪華な出演者で、おまけに音楽は川井憲次と妙に金がかかってる(笑)。

そして監督は『図書館戦争』や『いぬやしき』などでアクション監督を務めた下村勇二。このことから分かるように、本作は『ダイ・ファイティング』と同じく、「アクションを見せるために作られた映画」なのです。

そのため、全編に渡ってひたすら凄まじいアクション(ゼロレンジ・コンバット)が繰り広げられ、そこだけは本当に迫力満点なんですが、内容は「ちょっと何やってんのかわかんない」状態になってるのが惜しい(^_^;)


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