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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の「ローズ問題」について

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どうも、管理人のタイプ・あ〜るです。

さて、皆さんは絶賛公開中の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』をもうご覧になりましたか?現在世界中で大ヒットしてるんですが、評価が賛否両論真っ二つに分かれていることでも話題になっているようですね。

そんな中、本日は新キャラクターのローズについて取り上げてみたいと思います。というのも、本作で新たに登場したローズ・ティコという女性キャラをめぐって、大変な議論が巻き起こっているからです。

ローズは「レイア将軍率いるレジスタンスの整備士」という役割で、本作ではフィンと共に重要な任務を実行するんですが、いったいどんな理由で騒ぎになっているのでしょうか?

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●ローズ否定派の意見

まず、”否定派”の人たちの意見をざっと見てみると、「ルックスが残念」「背が低くてポッチャリ体型のアジア人女性はスター・ウォーズの世界観に合わない」など、「容姿に関する不満」が一つ。

そして、「大して役に立っていないのに出番が多すぎ」「行動や発言が全てイラつく」など、「エピソード1に登場したジャージャー・ビンクス並にウザいキャラだ」との意見も見受けられるようです。

どうやらローズが嫌われている原因は、主にこのような理由らしいのですが、これに対して”擁護派”の人たちの意見を見てみると以下のような感じに。


●ローズ擁護派

まあ、「人を見た目で判断するな」という非常に真っ当な意見が多いようですね(笑)。それ自体は「ごく当然の考え」なので、異論はありません。

しかし、過去のシリーズを見てもローズみたいなタイプのキャラクターは珍しく、どうして今回ケリー・マリー・トランという女優さんがキャスティングされたのか、その辺が気になる点なんじゃないでしょうか?

実は監督のライアン・ジョンソンによると、「『最後のジェダイ』のローズ役には”名もない人でもヒーローになれるチャンスがある”、そういうメッセージを込めているんだ」とのこと。

この言葉通り、ケリーさんは女優としてはほとんど無名で、主にYoutubeの動画やTVドラマの脇役ぐらいしか仕事がなく、『最後のジェダイ』に出演する5カ月前まで派遣のバイトをしていたそうです。

ところが、超大作映画『スター・ウォーズ』の新作のオーディションを受けたらまさかの合格!名もなき女優が一夜にしてハリウッド・スターの仲間入りを果たしたわけです。まさにライアン監督のメッセージを体現している!

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つまり、「特別でも何でもない普通の人が活躍する物語」というテーマを観客に伝えるための”象徴的なキャラクター”として、敢えてケリーさんのような「特に有名ではない(見た目も)普通の女性」が採用されたのでしょう。

「ローズの言動に対する批判」については、ストーリーや脚本の問題に関わるので別途検証しますが、いずれにしてもライアン・ジョンソン監督の明確な意図に従ってローズのキャラクターは決められた、ということらしいですね(^_^)


アート・オブ・スター・ウォーズ/最後のジェダイ
フィル・スゾタック ライアン・ジョンソン
ヴィレッジブックス (2017-12-15)


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