どうも、管理人のタイプ・あ〜るです。
さて、皆さんは絶賛公開中の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』をもうご覧になりましたか?現在世界中で大ヒットしてるんですが、評価が賛否両論真っ二つに分かれていることでも話題になっているようですね。
そんな中、本日は新キャラクターのローズについて取り上げてみたいと思います。というのも、本作で新たに登場したローズ・ティコという女性キャラをめぐって、大変な議論が巻き起こっているからです。
ローズは「レイア将軍率いるレジスタンスの整備士」という役割で、本作ではフィンと共に重要な任務を実行するんですが、いったいどんな理由で騒ぎになっているのでしょうか?
●ローズ否定派の意見
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を観ました。大迫力の戦闘シーン満載で、おもしろかったですよ。個人的には新キャラのアジア系の女優が演じるローズが微妙な容姿なのが気になったね。もっと美人なアジア系の女優を起用して欲しかったですね。
— フォルモサ_チョアへ (@_99445792) 2017年12月16日
最後のジェダイ
— ボウズロケットTFチ11-12 (@bouzurocket) 2017年12月15日
当然 あと何回か劇場で観るつもりだけど
ローズが僕を萎えさせる。
こき下ろしてやりたいところだが、
ジャージャービンクスと違って批判すると人種差別みたいになるのがタチ悪い。
ローズは正直、ジャージャーの再来かと。
— Jabogan🐧 (@Jabogankun) 2017年12月14日
俺はそこまでジャージャー嫌いじゃないけど、なんでジャージャーがあんなに嫌われたのか、今回のローズを見てわかった気がした。
でも、ジャージャーは何だかんだで物語を動かしていたが、ローズは何もしてない上に異物感が凄い。 #最後のジェダイ
ローズは劇中でやらせてる言動が全て"美人のヒロイン用"のプロットなのが問題
— ミヂカ (@mijica_temijica) 2017年12月17日
例え絶世の美女が演じても決して褒められる訳ではない雑シナリオを、抜擢されたのが超絶ブスなのがトドメを刺してる
誰が金出して大きいスクリーンでブスのキスシーンを見たいんだ?バタコさんの髪型したほっしゃんだぞ
最後のジェダイ
— アレクセイ・デモソコガスキー (@sokosuki_1994) 2017年12月20日
ローズが出てきたとき
天童よしみが出てきたと思いましたね。
スターウォーズ最後のジェダイにでてくるローズちゃんはイウォークと人間のハーフなのだ pic.twitter.com/jYBFrtQfUU
— gbb/CT31サ09a (@cbgbgbb) 2017年12月15日
まず、”否定派”の人たちの意見をざっと見てみると、「ルックスが残念」「背が低くてポッチャリ体型のアジア人女性はスター・ウォーズの世界観に合わない」など、「容姿に関する不満」が一つ。
そして、「大して役に立っていないのに出番が多すぎ」「行動や発言が全てイラつく」など、「エピソード1に登場したジャージャー・ビンクス並にウザいキャラだ」との意見も見受けられるようです。
どうやらローズが嫌われている原因は、主にこのような理由らしいのですが、これに対して”擁護派”の人たちの意見を見てみると以下のような感じに。
●ローズ擁護派
最後のジェダイを見て、私はローズがあの俳優さんで良かったと思う。大して重要でもない容姿に文句を言うのは正直理解できないし、人種的配慮って考え方もあんま好きじゃない。時代の流れに沿って映画界の門がより広く開かれてきたんだじゃないの?それにSWは銀河の話、誰が出たっていいじゃない。
— 芦緒@ふたあい (@futa2ai) 2017年12月16日
最後のジェダイのローズがブスだとかアジア系だからどうの、ポリコレがなんとか言割れてるけど
— ゆうこ (@DoglovesKotatsu) 2017年12月17日
スターウォーズって宇宙の話で人間みたいな外見ですらないキャラクターが今までもたくさん出て来てるのに何言ってんの?
「最後のジェダイ」の新キャラ、ローズがコテコテのアジア顔女子だったのが気に入らないのか「チャイナマネーでぶっこまれた」だの「スターウォーズまで中国にコビ売るのか」だの文句たれてるコメントを見かけるのだが、ローズを演じたケリー・マリー・トランはベトナム系だからね。
— 丸腰庵 (@marukoshi_an) 2017年12月18日
最後のジェダイの感想見てるとローズをブスブスと叩いてる人も結構多くて、ルッキズムの檻という地獄を見た感。名誉白人気分でアジア人叩きってのは問題外だけど。
— Lhasa (@theLustDaze) 2017年12月16日
ローズの容姿叩きに関して俺が頭に来てるのは、最後のジェダイが好きだからってだけではなく、つい最近あったコウノスケのクソつまんねえ腐女子スタンプの件もあって、えっこんなに他人の容姿の美醜に固執してる人が沢山居るの!?っていう苛立ちが募っているのです。
— Lhasa (@theLustDaze) 2017年12月19日
ローズがブスだのもっと美人にやらせろだの聞く度に「スターウォーズは美男美女だけのもんじゃねぇ!!!」と言いたくなる。ていうかローズそんなにブスじゃないと思うんだが…
— ヒルズ (@hills_himself) 2017年12月17日
まあ、「人を見た目で判断するな」という非常に真っ当な意見が多いようですね(笑)。それ自体は「ごく当然の考え」なので、異論はありません。
しかし、過去のシリーズを見てもローズみたいなタイプのキャラクターは珍しく、どうして今回ケリー・マリー・トランという女優さんがキャスティングされたのか、その辺が気になる点なんじゃないでしょうか?
実は監督のライアン・ジョンソンによると、「『最後のジェダイ』のローズ役には”名もない人でもヒーローになれるチャンスがある”、そういうメッセージを込めているんだ」とのこと。
この言葉通り、ケリーさんは女優としてはほとんど無名で、主にYoutubeの動画やTVドラマの脇役ぐらいしか仕事がなく、『最後のジェダイ』に出演する5カ月前まで派遣のバイトをしていたそうです。
ところが、超大作映画『スター・ウォーズ』の新作のオーディションを受けたらまさかの合格!名もなき女優が一夜にしてハリウッド・スターの仲間入りを果たしたわけです。まさにライアン監督のメッセージを体現している!
つまり、「特別でも何でもない普通の人が活躍する物語」というテーマを観客に伝えるための”象徴的なキャラクター”として、敢えてケリーさんのような「特に有名ではない(見た目も)普通の女性」が採用されたのでしょう。
「ローズの言動に対する批判」については、ストーリーや脚本の問題に関わるので別途検証しますが、いずれにしてもライアン・ジョンソン監督の明確な意図に従ってローズのキャラクターは決められた、ということらしいですね(^_^)