1980年代カルチャーへの愛に溢れたアーネスト・クラインのSF小説『ゲームウォーズ』を、巨匠スティーブン・スピルバーグが映画化した『レディ・プレイヤー1』。
派手なアクションや若者たちの成長ドラマに加え、大量のイースター・エッグ(劇中に隠された色々なネタ)が話題を呼び、日本でもリピーターが続出するほど大ヒットしました。
そんな本作にトシロウ役で出演していた森崎ウィンさんは、撮影時に様々な経験をしたそうです。以下、インタビューでの発言より引用↓
イギリスの撮影現場に入った時、いきなり「『シャイニング』を見てください」と言われたのでホテルで観ました。突然言われることが多くて、カメラテストの後にも監督から「三船敏郎さんみたいに演じてほしい」と言われ、急いで三船さんの過去の作品を観たんです。簡単にレンタル屋さんへ行けない状況だったので大変でした(笑)。
なるほど、様々な映画のオマージュが込められた作品なだけに、事前に観ておかなくてはならない映画も多かったようですね(もう少し早めに言ってくれればいいのに…w)。
ちなみに、映画のクライマックスでトシロウのアバターであるダイトウが『機動戦士ガンダム』のRX-78に乗るんですが、その時「俺はガンダムで行く!」って言うんですよ。
非常に盛り上がる場面なんですけど、ガンダムの決めゼリフといえば「行きま~す!」じゃないですか?なぜ「行きま~す!」と言わなかったんだろう?
監督から「戦いに向かう前の”侍の気持ち”で」と言われていたので、「ガンダム行きま~す!」とやると、ギャグっぽくなってしまうかも?と感じたんです。だから直感で「ガンダムで行く!」に決めました。
なるほど!あのセリフだけ日本語だったのは、撮影現場で森崎さんが考えたからだったんですね。この映画は『AKIRA』の金田バイクとかメカゴジラとか、日本のカルチャーもたくさん出て来ますが、だからこそ日本でもヒットしたのでしょう(^.^)